【ペーシュカショーロの特徴】
飼育下で30cm前後。
下顎に生える鋭く長い牙が特徴の肉食魚。
頭を下げた姿勢で下層から中層でじっとしていることが多い。
上述の牙と姿勢を活かしてすくい上げる様にして捕食する姿は実に野性的。
性格は見た目に反して大人しい。
※アルマータス・ペーシュカショーロ※
名前に「アルマータス」とつく種類はノーマルと異なり、大型(70cm)かつ凶暴であるので間違って購入しないようにしたい。
見分け方としては「尾ビレの縁が白い線状になっている」「水中での基本姿勢が水平である」こられがアルマータスの特徴である。
また、レッドフィンカショーロはアルマータスの幼魚個体という説もあるので注意されたし。
【飼育設備】
フィルターや水質は一般的な肉食魚飼育と同じようなもので構わない。
10cm未満の幼魚期は60cm規格で生き餌漬けがおすすめ。
水草や流木などで簡単なレイアウトをしてもいい。
20cmを超えたら90cm規格に移動することをオススメする。
水流を強めにしてやると餌付けが楽。
【餌】
飼育初期は生き餌しか食べない。
生き餌を通年用意できるなら問題ないが、できない場合は餌付けする必要がある。
生き餌→冷凍エサ→クリル→人工飼料と慣らして行く必要がある。
水流に乗せてやると餌付けしやすい。
以下、筆者がクリルを食わせるまでの過程。
①1ヶ月程生き餌を与える。
②ゆっくり沈むように潰したクリルをカショーロの近くに落とす。
③クリルを食べるようになるまで絶食させる。
④潰しクリルに慣れたら今度は潰さずに浮かせて食わせる。
【混泳】
臆病な性格で他の魚に攻撃をすることは殆ど無いため、本種同様に大人しい魚となら混泳飼育が容易であると思われる。
ただし、ペーシュカショーロが攻撃される側になるような組み合わせは避けるようにしたい。
また、カショーロの特徴でもある発達した牙が不幸にも他の魚に刺さってしまった場合は、致命傷になり兼ねない。
そのため過密混泳を避け、生活範囲の被らないような組み合わせを心がけたい。