大月みちるの水辺

山形県シーバサーの日記。釣り場は偽物(フェイク)★-_-💧

【トラセン】中禅寺湖におけるパックロッド考察

フィッシングショーin東北に行ってきました。

本命は新規精鋭のパックロッドメーカーことトランスセンデンス。待ちに待った展示機会でした。

特に注目していたのがバトゥータボティアの2本。

主に中禅寺湖の山側での使用を意識して触ってきたので、ちょっと考察してみました。

 

1.中禅寺湖用ロッドに求める要素

中禅寺湖のポイントは山側と国道側の2つに大別されるのですが、ここでは山側での釣行を前提に進めます。

山側20分〜3時間程度の山歩き(トレッキング)を要求されるので、道中の快適さや身の安全、ロッドの安全を考えるとリュックの中に収納できるパックロッドが有利だと考えています。

中禅寺湖の地形ドン深になったポイントが多く、手前のブレイクを躱すためのロングレングスロッドが有効となります。その証拠に各メーカーの中禅寺湖モデルのロッドは8ft後半のレングスが殆どです。ただし中禅寺湖エキスパートアングラーの方でも7ft後半〜8ft前半を使っている場合もあるようです。

扱うルアーですが、中禅寺湖でよく使われるのはスプーンなら15〜23g、プラグなら10〜15g、セミ系2〜4gあたりだと思います。

ロッド一本でやろうと考えると、13〜20gを気持ちよく扱えてセミ系もなんとか扱えるように若干フィネス側に振ったルアーウエイト設定って所でしょうか?

最後にロッドの味付け。これが結構難しくて、ルアーの操作においてはメインメソッドになるボトム攻めには高弾性のパリッとした味付けが圧倒的に有利だと思います。

ただし、中禅寺湖のレギュレーションであるバーブレスフックを考慮すると、しっかり魚に追従するスローテーパーロッドが有利な気も...

あまり面白くない答えですが、反響感度がありつつ魚が掛かればしっかり曲がる...そんな味付けでしょうか?

ちなみにパワーはそこまで必要ないと思います。レイクはそんなに引きの強い魚ではないので、シーバスロッドでいうMLくらいであれば十分かと。

 

2.バトゥータの印象

第一印象としてはかな〜りしなやかで良〜く曲がる。これでは8.0ftのレングスが無いようなもの。

中禅寺湖におけるロングレングスのストロングポイントは飛距離でもラインメンディングでも無く、ブレイク回避です。

ブレイク回避に必要な長さの本質はその高さ、言わば標高にあります。

同じレングスのロッドであればスローテーパーよりもファストテーパーの方がベントカーブの頂点は高くなりますよね?

いかにロングレングスであってもベントカーブの頂点が手元に近いほどに標高は下がります。

つまり中禅寺湖では8ftのレングスを活かせないのです。

なので素直な感想としては中禅寺湖には向かないなと。

シーバスやメバリングには向いていると思います。

 

3.ボティアの印象

実は既にボティアは所有していたのですが、なんと今年中にリニューアルモデルが発売されるらしいorz

従来は6.2ft⇔7.3ftでレングスに不安があったけど、リニューアルモデルは6.0ft⇔7.6ft

可変レングスの幅にメリハリが生まれ、より多くのシチュエーションにマッチングできるようになりました。

バットも太くなったし、グリップも長くなった気がします。パワーファイトしやすくなりましたね。シングルハンドキャストはしにくくなったかと。(もともとしにくかったけども)

ロッドの味付けとしては高弾性でパリッとした印象。強めのアジングロッドみたいな感じ(知らんけど)

好きです♡

 

 

4.どっちが良いの?

既にお察しでしょうが、ボティアが良いと思いました。

ボトム感知よし、ルアーの扱いよし、パワー十分。

レングスは若干気になるけど、ファスト寄りのテーパーでカバー可能範囲かと。

ただし!解禁直後のガイド凍結には注意が必要!とのこと。